vol. 08 香月麻李さん(声楽)

    

楽しく歌えば心も豊かに 100歳まで元気に歌いたい

「声楽」というと、難しいというイメージを持つ人も多いのでは? リビングカルチャー倶楽部枚方教室で開講中の 「楽しい声楽入門」は、初心者も気軽に参加できますよ。講師の香月麻李さんに、歌うことの楽しさを教えてもらいました。

自宅グランドピアノの前でほほえむ香月さん

「発声から学ぼう 楽しい声楽入門」 講師 香月麻李(こうづきまり)さん
ソプラノ声楽家。日本演奏連盟会員。エンジェル・デライト主宰。大阪芸術大学演奏学科声楽専攻卒業。2003年、2004年、2度にわたり大阪国際音楽コンクール入選。リビングカルチャー倶楽部枚方教室で、講師を務めるほか、各種演奏会に多数出演し、定期的にリサイタルを開催。ファースト アルバム 「カタリ、カタリ~つれない心」(2011年)、セカンド アルバム「プッチーニ作品集」(2015年)をリリース。大阪市在住

歌詞の情景や思いを表現して聴き手と共有できる時間が喜び

レッスンでは、クラシック、
フォークソングのほか、誰もが
一度は聴いたことのある唱歌
などを楽しく歌います

 「〝歌う〟ということは、歌詞の中にある、人間の喜怒哀楽、情景などを表現すること、そして、聴き手とその時間を共有することだと思います」と、リビングカルチャー倶楽部枚方教室で講師を務める、ソプラノ声楽家の香月麻李さん。
 声楽家を目指すきっかけは、「高校の授業で、歌劇ドン・ジョヴァンニの中の〝手を取り合って〟を先生と2人でデュエットしたときです。先生と自分の歌声が響き合う感動と、歌い終わった後に大勢の人から褒められる高揚感を味わい、将来は舞台に立ちたいと思うようになりました」。
 現在は、オペラや声楽曲の楽しさを多くの人に広めたいと、リサイタルなどで活躍する一方で、音楽事務所を立ち上げ、若い演奏家のマネージメントや指導にも力を入れています。
 そんな忙しい日々を送る香月さんですが、「声楽家は体が資本です。常に新しいものに興味を持つことも、歌には大切」と、数年前からトレッキングを始めたのだとか。「少し険しい山に挑戦して、最後まで登ることができたときの達成感は、リサイタルを無事に終えたときに似ています」


表現豊かに大きな声を出してリフレッシュできるのが魅力

授業では、姿勢、呼吸、
口の開け方を確認

 「声楽は決して堅苦しいものではありません。レッスンは、〝わかりやすく、楽しく〟がモットー。道具をそろえる必要がなく、今すぐにでも始められるのも魅力ですよ」と香月さんは話します。レッスンでは、「ローレライ」「野ばら」といった、誰もが一度は聴いたことのある曲を、表現豊かに歌えるように指導してくれます。受講生からは、「大きな声を出せてリフレッシュできるし、次はどんな曲が歌えるのだろうと、ここに来るのが待ち遠しい」という声もあるそう。
 発声練習では、汗だくになる人がいるほどで、「歌うことは体を活性化させてくれるんですよ。皆さんと、100歳まで元気に歌いたいですねって話しているんです」。


上手に歌うヒント

姿勢に気をつけて…きき足を少し前に出して立ち、重心をやや前に。目線は、まっすぐより少し上を向くと、喉を圧迫せず声が出しやすくなります。座ったときも背もたれにもたれず背筋を伸ばして

口を大きく開ける…口を大きく開けて歌いましょう。口をあまり開けない、ウ(u)やオ(o)の母音を歌うときでも、口の中を広くしておくと、歌声が良く響きます

歌詞の内容をイメージ…歌詞をよく読んで、その情景をイメージしながら歌いましょう。頭の中で歌詞の情景を一枚の絵としてとらえるのも良い方法です