vol.09 澤野ともえさん(フットケア&ウオーキング)

    

正しい歩き方を身に付けて いつまでも美しく、健康的に

 いつまでも元気で歩きたいですね。リビングカルチャー倶楽部枚方教室で7月12日(木)から新しく開講する「足・靴・歩行のフットケア」では、歩行姿勢などを見直し、正しい靴の選び方やフットケアを学べます。講師の澤野ともえさんに、美しく歩くことの大切さを聞きました。

普段からひと駅ぐらいなら歩くという澤野さん。「足・靴・歩行のトータルケアが大切です」(京都市・建仁寺の境内で)

「足・靴・歩行のフットケア」 講師 澤野(さわの)ともえさん
2006年、京都の歴史・文化のウオーキングガイドを始め、現在まで約200回を開催、延べ約3600人を案内。2013年、京都市に女性専門サロン・自然療法フットケア「Tomoye」を開業。 フットケアアドバイザー、ウォーキングセラピスト、シューズセラピストの資格を取得。一般社団法人文化浴の森代表理事。2017年第5回京都女性起業家賞・京都府知事最優秀賞受賞。京都市在住

文化財のガイドをするうちに 歩きは〝量より質〟を実感

講座の2回目で、足のサイズ測定
を実施。足囲(ワイズ)は、親指
と小指の付け根の一番出っ張って
る部分を基準に測ります

 「健康にいいはずのウオーキングも、歩き方が悪いと逆に足を痛めますよ」と話す澤野ともえさんは、リビングカルチャー倶楽部枚方教室で「ウオーキングセラピストと歩く京の街シリーズ」を担当しています。
 京都市で文化財修復業を営む家に生まれた澤野さんは、大学卒業後、一般企業を経て、13年家業に従事。やがて「文化財を多くの人の心に生かしたい、それでこそ保護だと考えるようになり、京都の文化財を見て歩くガイドを始めました。下見を含めて1日で約3万歩も歩くこともあるのですが、外反拇趾などの足のトラブルをかかえていた私は、歩けば歩くほど疲れるようになってしまって…」。
 そこで、足・靴・歩行のトータルフットケアを学び、正しい歩き方を身に付けてからは、「歩くことそのものがケアになった」と言います。その後四条烏丸にフットケアサロンをオープンし、女性の足の悩みにも応えています。さらに、一般社団法人文化浴の森を立ち上げ、現在では、「歩くフットケアセラピスト」として活躍中。
 「歩く機会のない人も、月に1回でも、文化財を見て歩くなどの習慣をつければ、心身ともに元気になりますよ。ただし、歩行量よりも、まずは歩行の〝質〟が大切です」とアドバイス。


アーチのある足は何よりの財産

「人間は、親指の付け根・小指の
付け根部分、かかとの3点を結ぶ
アーチで、二足歩行が可能に」と
模型で説明する澤野さん

 7月から始まる講座では、「足・靴・歩行をトータルで見直し、体の根本から健康になる術を知ってもらうことが目的です。夏の間に、足と靴と歩き方の質を高め、紅葉の季節には、思い切り楽しく歩いて、いつまでも元気に歩ける足を作りましょう」。
 講座は、中高年世代だけが対象ではなく、「子育て中のお母さんにもぜひ参加してほしいですね。足のアーチを形成するのは小学生のときなんです。お母さんが知識を得て、子どもに、〝強い足を作ってあげる〟ことが、何よりの財産だと思います」と呼びかけます。


これからの季節のウオーキング

 梅雨のシーズンのウオーキングは、レインコートやかわいい長靴を揃えて、雨の日にも楽しく歩く工夫をしましょう。夏本番になり、日差しが強い日中は、無理をして外を歩かなくても、室内でもできるトレーニングがおすすめ。

買い物途中に…ショッピングセンターなどには鏡が多いので歩く姿勢をチェック。スーパーでは、カートを支えにしてゆっくりと歩けば筋トレに

部屋の中でも…ふだんの生活の中で、家事で体を動かす、〝プラス10分〟多く動く、歩くを心がけるだけでも十分な運動量になります